理念

10年後、20年後の日本社会と世界はどのような風景になっているのでしょうか。 少子高齢化が深刻化し、社会がすでに「持続可能ではない」とのシグナルを発している一方で、私たちの生活はすでに世界と直結し、海外とのつながりなくしては成り立ち得ない状況にあります。グローバル化の功罪についての判断は後世に委ねるとして、今を生きる私たちは今後どのような羅針盤を持てばよいのでしょうか。生活が否応なく世界と連動する中、また大きく変化する世界情勢の中で、自国や自分自身の位置づけを客観視できなかったり、まして他者との交流を回避しては視野狭窄に陥り行き止まりとなることは数々の歴史が証明している通りです。持続可能であるための智慧が試されている時なのだと思います。良い結果は良い手段や方法から生まれるものでしょう。商品であれ、技術であれ、精神文化であれ、人間の心や身体の本質から乖離しない最も基本的なものこそが時間の流れに磨かれながら、引き継がれていくのだと思います。

そのかじ取り、つまり要は「人」と思います。 弊所を「多文化人材情報センター」と銘打ったのも、過去からの歩みの中で現在を捉え、未来を見越す眼力を持つ「人」の力が相互に養われる場になることを祈念したからです。課題意識を共にする多様な人々とともに、「個人ベースの信頼関係から」「丁寧な対話を通じて」「互いに呼応し、互いに変わる」という価値観を共有しながら、皆様と世界をつなぐコーディネーターとしてお手伝いをさせて頂きたいと思います。

不安感が満ちる今だからこそ、「豊かさ」の概念を問い直し、大自然や世界の多様性が教える「共生」という本質に学び立ち返る時なのではないでしょうか。危機感を持つのは日本にいる私たちだけではありません。世界は広くて複雑です。マスコミから切り取って知らされる「外国」でなく、じかに中国へ、世界へ出かけ、向き合ってみませんか。

弊所と御縁のあった全ての人が、「三方よし」の出会いの中で化学反応を起こし、WIN-WINな心地よい生活を創造できれば幸いです。

代表者プロフィール

中津美和
英国NPOや日本ユニセフ協会、および大阪府豊中市設立の(財)とよなか国際交流協会(当時)等で勤務。おもに在日外国人を対象とした日本語教育や母語を活かした人材育成事業に取り組む。大阪府教育委員会社会教育委員等を兼任後、中国へ。 上海の民間企業および私立高校などで約4年勤務後、2013年帰国。現在も自治体の国際化部署、労働行政部門、保育現場の通訳として引き続き外国出身の方々への対人援助や日本社会のグローバル化に携わる。中国残留婦人孤児2-4世の家族、留学生およびその家族、技能実習生・研修生、国際結婚者などの生活や教育相談に主に対応してきましたが、近年では中国現地の中国の人々との交流や、英語を話す東南アジア諸国出身の住民への関わりも増えています。

会社概要

商号 多文化人材情報センター
代表者 中津美和
所在地 京都市下京区中堂寺南町134番地(公財)京都高度技術研究所8F
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連絡先 TEL:080-7043-8508  FAX:075-326-2190
URL https://mhric.com/jp/
E-mail info@mhric.com
設立年月日 2014年5月
資本金 500万円
取引銀行 みずほ銀行、東京三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、Paypal、支付宝